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AACA賞
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慈願山 成願寺
AACA賞2009 AACA賞
慈願山 成願寺
作 者:石橋利彦・徳川宜子
選評
近年、日本の建築は和風様式から遠ざかって久しい。そんな中で出会った「成願寺」は名古屋にある天台宗の小さな寺であった。進化した新和風とでも言おうか、シャープなシンボルマークのように瞭然と私に迫ってきた。安易な和風復活ではない。現在の高度化した日本人の生活空間をも刺激するに充分な、ユニークで完成度の高い現代的建造物である。
しかも、伝統的な和の精神性が格調高く包含されている。一にも、二にも、まず最初に眼を奪われたのは、やわらかく寺全体を包み込む、曲面の瓦屋根の佇まいであった。寺院の屋根は本来、威風堂々とした反りに特徴があるのだが、その逆をやって類例のない新鮮で美しい景観を獲得していることの驚きである。過去の伝統様式とか、俗っぽい新和風を引きずるようなところは微塵もない。私は建築の専門ではないけれど、これほどのオリジナリティをシンプリシティと繊細さの中で完成させるには、至難なプロセスがあろうことは想像に難くない。現場を引きあげる夕刻、ガラス張りの伽藍は水の中に行燈のように浮かびあがった。私はその美しさに息を呑んだ。
選考委員 松永 真
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しかも、伝統的な和の精神性が格調高く包含されている。一にも、二にも、まず最初に眼を奪われたのは、やわらかく寺全体を包み込む、曲面の瓦屋根の佇まいであった。寺院の屋根は本来、威風堂々とした反りに特徴があるのだが、その逆をやって類例のない新鮮で美しい景観を獲得していることの驚きである。過去の伝統様式とか、俗っぽい新和風を引きずるようなところは微塵もない。私は建築の専門ではないけれど、これほどのオリジナリティをシンプリシティと繊細さの中で完成させるには、至難なプロセスがあろうことは想像に難くない。現場を引きあげる夕刻、ガラス張りの伽藍は水の中に行燈のように浮かびあがった。私はその美しさに息を呑んだ。