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AACA賞2011
奨励賞
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児童養護施設 三ヶ山学園
AACA賞2011 奨励賞
児童養護施設 三ヶ山学園
作 者:野村充建築設計事務所 野村 充
構造:建築構企画 向井久夫、立石構造設計 立石 一
設備:森田オフィス 森田康暉
照明デザイン:AZU設計工房 田村利夫
アート:石井 春・小坂のり子
選評
最近社会問題化している家庭内虐待児童を中心に預かる養護施設である。
作者はこの施設を温かい家庭の延長と捉えて「大きな家」を構想し、与えられた厳しい予算でローコスト、小規模の施設を実現した。
外壁にインテリアから7ヶ所のブースがランダムに飛び出し、表情に変化を与えているがさほど主張の強い外観ではない。しかし一歩内部に入ると諸所にローコストならではの苦労が見られ、それが逆に人間味豊かな空間を醸しだし、照明デザイナー、アーティストの協力も得て、温かいインテリアを創り出した。
中央吹き抜けを包むように、2・3階に居室を配し、囲まれた1階のスペースは確かに住宅のリビングダイニングを想定した多目的ホールとして家族の温かい交流の空間を養護の場の中心に据えた思想は明快である。
フローリングには廉価な大きな節が目立つ松材を使用し、粗野なその節目が素朴な表情を見せ、周りの窓に施したカラーシールによって淡い光線が室内に漂う。そしてその広いホールには外デッキから貫入したスペースに一本の常緑樹を植えてガラスブースで囲み、ホール内にアクセントとして外界の息づかいを与える。
子供達が日々受ける自然への感受はこのホールのシンボルとして好ましく思われた。
屋上の広場には、寝そべって天を仰ぎ対話させる何気ない仕掛けを作り、アーティストの腰掛けを置き休息の広場とするなど、ローコストで試行錯誤しながら、子供達の健全な成長への願いを、温かい空間に纏め上げた作者の努力を評価したい。
選考委員 村井 修
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作者はこの施設を温かい家庭の延長と捉えて「大きな家」を構想し、与えられた厳しい予算でローコスト、小規模の施設を実現した。
外壁にインテリアから7ヶ所のブースがランダムに飛び出し、表情に変化を与えているがさほど主張の強い外観ではない。しかし一歩内部に入ると諸所にローコストならではの苦労が見られ、それが逆に人間味豊かな空間を醸しだし、照明デザイナー、アーティストの協力も得て、温かいインテリアを創り出した。
中央吹き抜けを包むように、2・3階に居室を配し、囲まれた1階のスペースは確かに住宅のリビングダイニングを想定した多目的ホールとして家族の温かい交流の空間を養護の場の中心に据えた思想は明快である。
フローリングには廉価な大きな節が目立つ松材を使用し、粗野なその節目が素朴な表情を見せ、周りの窓に施したカラーシールによって淡い光線が室内に漂う。そしてその広いホールには外デッキから貫入したスペースに一本の常緑樹を植えてガラスブースで囲み、ホール内にアクセントとして外界の息づかいを与える。
子供達が日々受ける自然への感受はこのホールのシンボルとして好ましく思われた。
屋上の広場には、寝そべって天を仰ぎ対話させる何気ない仕掛けを作り、アーティストの腰掛けを置き休息の広場とするなど、ローコストで試行錯誤しながら、子供達の健全な成長への願いを、温かい空間に纏め上げた作者の努力を評価したい。