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AACA賞2011
奨励賞
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追手門学院大学一号館
AACA賞2011 奨励賞
追手門学院大学一号館
作 者:(株)三菱地所設計 須部恭浩/鋳物制作会社:傳來工房
選評
三階建ての建物の2階以上のファサードが、こげ茶色のアルミキャストで、周囲をすっぽり囲まれている。高さ12m、長さは210mにもなる全体が、三つのパターンを組み合わせたデザインの鋳物で覆われているのだ。
学長室、会議室、学生課などの本部機構が納まり、位置的にもキャンパスの中心であるこの建物は、周辺の建物のやや高めにあり、いやおうなくシンボルとして強い印象を与える。
鋳物の外装で、ガラスの箱のような本体を巻いてしまうという、これまで例のない構想だが、これはいうまでもなく、日本の伝統工芸である鋳物の技術に負う。
追手門学院の花である桜の満開をイメージし、花びらのデザインを百通り以上の案から三つ選んで、風洞実験を重ねるなどして、建築法規をクリアーしたという。
同一パターンの反復・連続で1m×3mのパネルを作り、さらにそれを現場で組み上げてボルトで止めているが、補強の為の金具は使っていない。それは小さなパターンを重ね合わせて強度を保持させる、積み上げた鋳物のわざの賜物であろう。
この外装は一見閉鎖的に見える。しかし本体のガラス面との60cmの幅によってパネルが網目状に透け採光は十分で内部は明るい。しかも簾の効果が大きく日射負荷の低減効果がある。実にユニークな建物が生まれた。
同一パターンの量産だから、かなり経済的というのも、伝統工芸活用の思わぬ利点だろう。
選考委員 加藤貞雄
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学長室、会議室、学生課などの本部機構が納まり、位置的にもキャンパスの中心であるこの建物は、周辺の建物のやや高めにあり、いやおうなくシンボルとして強い印象を与える。
鋳物の外装で、ガラスの箱のような本体を巻いてしまうという、これまで例のない構想だが、これはいうまでもなく、日本の伝統工芸である鋳物の技術に負う。
追手門学院の花である桜の満開をイメージし、花びらのデザインを百通り以上の案から三つ選んで、風洞実験を重ねるなどして、建築法規をクリアーしたという。
同一パターンの反復・連続で1m×3mのパネルを作り、さらにそれを現場で組み上げてボルトで止めているが、補強の為の金具は使っていない。それは小さなパターンを重ね合わせて強度を保持させる、積み上げた鋳物のわざの賜物であろう。
この外装は一見閉鎖的に見える。しかし本体のガラス面との60cmの幅によってパネルが網目状に透け採光は十分で内部は明るい。しかも簾の効果が大きく日射負荷の低減効果がある。実にユニークな建物が生まれた。
同一パターンの量産だから、かなり経済的というのも、伝統工芸活用の思わぬ利点だろう。