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AACA賞2014
芦原義信賞(新人賞)
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ヤンマーマリーナホテル/セトレマリーナ琵琶湖
AACA賞2014 芦原義信賞(新人賞)
ヤンマーマリーナホテル/セトレマリーナ琵琶湖
作 者:芦澤竜一
所在地:滋賀県守山市水保町1380-1 ヤンマーマリーナ内
選評
人工物である建築をどうしたら自然の一部とすることができるかを課題に、湖から陸への自然生態の移行帯「エコトーン」の再生を目指したプロジェクトである。
琵琶湖のほとりに建つ地上3階建てのホテルを核に果敢な取組みがなされ、開業から1年経った今、琵琶湖の風景を楽しみに訪れる旅行客だけでなく、結婚式場やレストランを利用する地域の人たちのコミュニティの核となる存在となっている。
建物では、左官によって仕上げられた手の感触、自然素材を使った日本の伝統的技術が随所に取り入れられ、琵琶湖から吹く風が通り抜けていく冊状室内空間と、ドイツ壁・大津壁・版築・三和土間などの土の利用による相乗効果によって冷房負荷軽減を達成した。
ランドスケープでは、建物屋上と客室ベランダの緑化、琵琶湖水辺に葦やマコモを植え、琵琶湖の原風景の再生を目指している。
「エコトーン」再生の中で特筆すべきは「楽器としての建築」の計画である。ホテルに付随するドーム状のチャペル内部に張られた128本の弦(ワイヤー)に、ある一定量の湖から吹く風が流れると、弦が共振して壁体内で共鳴し、ハープ音が生まれる。
風が建物内に流れ出すと、弦が揺れ、音が聞こえ始め、風の向きや強さによってその音色は変化していく。『訪れる人がいつも風の音を聞けるわけではない。しかし「耳を開く」ことで自然界とのつながりを感じてもらえるのではないか』と言う言葉に、地球に生きる生物としての設計者の覚悟が感じられた。
選考委員 近田玲子
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琵琶湖のほとりに建つ地上3階建てのホテルを核に果敢な取組みがなされ、開業から1年経った今、琵琶湖の風景を楽しみに訪れる旅行客だけでなく、結婚式場やレストランを利用する地域の人たちのコミュニティの核となる存在となっている。
建物では、左官によって仕上げられた手の感触、自然素材を使った日本の伝統的技術が随所に取り入れられ、琵琶湖から吹く風が通り抜けていく冊状室内空間と、ドイツ壁・大津壁・版築・三和土間などの土の利用による相乗効果によって冷房負荷軽減を達成した。
ランドスケープでは、建物屋上と客室ベランダの緑化、琵琶湖水辺に葦やマコモを植え、琵琶湖の原風景の再生を目指している。
「エコトーン」再生の中で特筆すべきは「楽器としての建築」の計画である。ホテルに付随するドーム状のチャペル内部に張られた128本の弦(ワイヤー)に、ある一定量の湖から吹く風が流れると、弦が共振して壁体内で共鳴し、ハープ音が生まれる。
風が建物内に流れ出すと、弦が揺れ、音が聞こえ始め、風の向きや強さによってその音色は変化していく。『訪れる人がいつも風の音を聞けるわけではない。しかし「耳を開く」ことで自然界とのつながりを感じてもらえるのではないか』と言う言葉に、地球に生きる生物としての設計者の覚悟が感じられた。