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AACA賞2017
芦原義信賞(新人賞)
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ニフコYRP防爆棟・実験棟
AACA賞2017 芦原義信賞(新人賞)
ニフコYRP防爆棟・実験棟
作 者:(株)竹中工務店 越野達也
テキスタルデザイン:森山茜
所在地:神奈川県横須賀市光の丘2568-5
選評
この計画は横須賀にあるリサーチパーク内に位置し、自動車のプラスチックファスナーなどを 製造する大手部品メーカー「株式会社 ニフコ」の実験施設である。既存の本社棟と技術開発センター棟との間に実験棟・防爆棟を配置し、これら3施設を結ぶ動線上に「風のプロムナード」と称する実験棟のエントランスエリアを設けている。海から吹く卓越風を意識した緩やかにウェーブする一枚の長大な大屋根、これを中央にあるリニアに連続するRC大壁のみで支えるという大胆な発想の「ヤジロベエ」構造とフレームレスのガラススクリーンというとてもシンプルな建築構成で開放的でありながらも穏やかで豊かな空間を創り上げている。柱のない外部空間やウェーブする軒の高さや軒の出、室内と中庭の関係・中庭の奥行などスケール感が心地よい。さらには建物沿いにある連続した水景が周囲の豊かな自然や空を写し込み、水景から風の揺らぎをとらえた反射光がウェーブした軒や壁に映し出されることで、この場の心地よさを増幅させている。
また、ウェーブする軒を特徴づける仕上げは目地の少ない左官仕上げとすることや中央のRC壁を新規開発の超低収縮コンクリートを使い、誘発目地のないプレーンな壁面とすることなどきめ細やかな高い技術力も見逃せない。光源を見せない中央RC壁上のライン照明や室内の両端部にある森山氏デザインのファブリックアートも一体となって豊かな建築空間を作り上げている。
この計画の意図である、両サイドに位置する既存棟から研究者や社員が行き来するなかでの「交流」の場、「休息」や「思考」の場が実に巧みに実現されている優れた建築でありAACA新人賞に相応しい作品である。
選考委員 東條隆郎
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また、ウェーブする軒を特徴づける仕上げは目地の少ない左官仕上げとすることや中央のRC壁を新規開発の超低収縮コンクリートを使い、誘発目地のないプレーンな壁面とすることなどきめ細やかな高い技術力も見逃せない。光源を見せない中央RC壁上のライン照明や室内の両端部にある森山氏デザインのファブリックアートも一体となって豊かな建築空間を作り上げている。
この計画の意図である、両サイドに位置する既存棟から研究者や社員が行き来するなかでの「交流」の場、「休息」や「思考」の場が実に巧みに実現されている優れた建築でありAACA新人賞に相応しい作品である。