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AACA賞2017
特別賞
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洗足池の家/MONOLITH
AACA賞2017 特別賞
洗足池の家/MONOLITH
作 者:城戸崎博孝
所在地:東京都大田区南千束1-27-3
選評
洗足池の小高い丘にそって並ぶ閑静な住宅街の中にその家がある。建物の半分を地下に沈め、地区の景観条例にあわせている。概観は水平に延びた階層を、ダークグレーの壁に覆われた建物だ。
建築に極限まで研ぎ澄まされた空間を求め、構想の原点に映画「2001年宇宙の旅」にでてくるMonolithをあげて、一枚岩のモニュメンタルなものをイメージしたと設計者は述べている。一連のストーリーをもつ建築の進め方がおもしろいと思った。
建築素材は石、鋼板、ガラスの三素材を厳選し、床仕上げは黒御影石、外壁は溶融亜鉛リン酸処理鋼板を使用している。
直線的な玄関を登ると、広いテラスに出た、黒の石張りの奥に一体の彫刻があった。
ステンレスで有機的な抽象彫刻が、その場の空間を際立たせていた。
イマジネーションを追求するとともに建築そのものの美しさを求め、繊細なディテーリングを随所に試みている。「緊張感のある空間の中に品格のある遊び心の芳香が漂う小宇宙を生みだしてみたい」と、この建物を巡りながら何か、人の気配のない冷たい空間が、私には気掛かりであったが、建築施工の早い段階からアートが考えられた住宅は稀な事と思う。
内部のコーナーには良質な古美術や木彫がコレクションされ、暖かみと優しさを称えていた。
この建物は人間が住んでみてさらに魅力的になるだろうと思う。
孤高の建築を求める姿勢を保ちながら、並並ならぬこだわりを私は感じた。
AACA賞選考経緯の中で、濃密な細部の意匠により、熟達した高度の建造技術の育成も重要な面であり、その寄与するところ大であろう、その設計姿勢に対し特別賞として評価する。
選考委員 米林雄一
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建築に極限まで研ぎ澄まされた空間を求め、構想の原点に映画「2001年宇宙の旅」にでてくるMonolithをあげて、一枚岩のモニュメンタルなものをイメージしたと設計者は述べている。一連のストーリーをもつ建築の進め方がおもしろいと思った。
建築素材は石、鋼板、ガラスの三素材を厳選し、床仕上げは黒御影石、外壁は溶融亜鉛リン酸処理鋼板を使用している。
直線的な玄関を登ると、広いテラスに出た、黒の石張りの奥に一体の彫刻があった。
ステンレスで有機的な抽象彫刻が、その場の空間を際立たせていた。
イマジネーションを追求するとともに建築そのものの美しさを求め、繊細なディテーリングを随所に試みている。「緊張感のある空間の中に品格のある遊び心の芳香が漂う小宇宙を生みだしてみたい」と、この建物を巡りながら何か、人の気配のない冷たい空間が、私には気掛かりであったが、建築施工の早い段階からアートが考えられた住宅は稀な事と思う。
内部のコーナーには良質な古美術や木彫がコレクションされ、暖かみと優しさを称えていた。
この建物は人間が住んでみてさらに魅力的になるだろうと思う。
孤高の建築を求める姿勢を保ちながら、並並ならぬこだわりを私は感じた。
AACA賞選考経緯の中で、濃密な細部の意匠により、熟達した高度の建造技術の育成も重要な面であり、その寄与するところ大であろう、その設計姿勢に対し特別賞として評価する。