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AACA賞2019
奨励賞
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La・La・Grande GINZA
AACA賞2019 奨励賞
La・La・Grande GINZA
作 者:大成建設(株)一級建築士事務所 中藤泰昭 今村水紀 高岩 遊
所在地:東京都中央区銀座6-3-18
写真撮影 新建築社
写真撮影 新建築社
写真撮影 新建築社
選評
この建物は中央区立泰明小学校の全前にある「みゆき通り」に接続する4mほどの道幅の通りに面して建っている。この通りには小さなBarなどが入っている飲食店ビルや事務所などが混在しているビルが立ち並んでいる。銀座の装飾性のある賑わいの感じられる表通りとは異なり、様々な高さや小さなスケールの多様な表情を持つ通りであり、午前中の視察のためか賑わいは感じられない。
このような通りの中で、「La・La・Grande GINZA」はひときわシャープな整然とした外観の商業テナントビルである。1階は通りに面して開放される開口を持つテナントスペースである。通りに面して上層部の奥行2m部分が、避難階段・エレベータホール・エントランス・避難バルコニーの連続した空間構成となっており、1階から最上階の6階まで均質な表情を創り出している。構造体でありながらもシャープでスリムな水平のスラブラインと、これまたシャープな垂直の吊材と全面ガラスにより構成された全体のファザードが開放的でとても軽やかであり、力を感じさせない。高さの制約の中で階高を可能な限り低くしているが、圧迫感を感じさせなくプロポーションも秀逸である。まさに工芸品の趣があり、この構造・空間を実現するために考えられた緻密で繊細なデティールや難易度の高い施工方法など微塵も感じさせないところが大変爽やかである。作者の高い技量と創造力に基づくものでなければ成しえない作品である。装飾性の高い建物が多い銀座地区の中で装飾性を排除し、建築のみの空間性やプロポーションなどで高い品質を生み出している。
また、一般的な商業テナントビルの路面店と同様、この6層の連続した空間を持つ奥行感のあるファサードが外部の通りとの「見る・見られる」という関係を創り出し、この通りに今までにない立体的なアクティビティの感じられる新たな景観を創り出しており今後の通りの変化も期待される。AACA奨励賞にふさわしい優れた作品である。
選考委員 東條隆郎
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AACA賞 TOP
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このような通りの中で、「La・La・Grande GINZA」はひときわシャープな整然とした外観の商業テナントビルである。1階は通りに面して開放される開口を持つテナントスペースである。通りに面して上層部の奥行2m部分が、避難階段・エレベータホール・エントランス・避難バルコニーの連続した空間構成となっており、1階から最上階の6階まで均質な表情を創り出している。構造体でありながらもシャープでスリムな水平のスラブラインと、これまたシャープな垂直の吊材と全面ガラスにより構成された全体のファザードが開放的でとても軽やかであり、力を感じさせない。高さの制約の中で階高を可能な限り低くしているが、圧迫感を感じさせなくプロポーションも秀逸である。まさに工芸品の趣があり、この構造・空間を実現するために考えられた緻密で繊細なデティールや難易度の高い施工方法など微塵も感じさせないところが大変爽やかである。作者の高い技量と創造力に基づくものでなければ成しえない作品である。装飾性の高い建物が多い銀座地区の中で装飾性を排除し、建築のみの空間性やプロポーションなどで高い品質を生み出している。
また、一般的な商業テナントビルの路面店と同様、この6層の連続した空間を持つ奥行感のあるファサードが外部の通りとの「見る・見られる」という関係を創り出し、この通りに今までにない立体的なアクティビティの感じられる新たな景観を創り出しており今後の通りの変化も期待される。AACA奨励賞にふさわしい優れた作品である。