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AACA賞2020
美術工芸賞奨励賞
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東新工業(株)いわき工場アートプロジェクト
AACA賞2020 美術工芸賞奨励賞
東新工業(株)いわき工場アートプロジェクト
作 者:『チーム :アート★よつくら』
川辺 晃、中村茂幸、大隅秀雄、吉田重信、平山健雄、
根岸 創、藤城 光、久野彩子、青山ひろゆき、久木哲夫
所在地:福島県いわき市四倉町字栗木192-5
選評
秋の日差しの穏やかな日、私は建築家S氏と共に福島県いわき市四倉町、「東新工業(株)いわき工場アートプロジェクト」をたずねた。周囲は里山がゆるやかに続き、背後に太平洋の海が望める環境に恵まれた敷地である。今回計画された「チーム:アート・よつくら」プロジェクトは美術大学で学び、独立し作家活動をしているアーティストと地元福島のアーティストが「つなぐ」をテーマに制作し、地元石材、建設関連の有志の方々も加わり、様々な視点が生かされた取り組みとなっていた。
東新工業(株)いわき工場は、携帯電話・自動車等の電子部品のメッキ加工の工場で、今まさに伸び盛りの会社です。各地に工場が新しく展開し、海外労働者の受け入れや、海外技術支援も行なって、昨今のコロナ禍の中で、世界中が戦々恐々としている時も今の時流に乗った新しい企業イメージの会社でした。
10人の参加アーティスト達は豊かな感性で、「繋ぐ、絆なぐ」に合ったそれぞれの言葉で語りかけます。手と手を取り合い繋ぐ様を表したイメージをさらに発展させ、四倉の地、海そして工場がしっかりと握手を交わし正面ゲート前にドッシリと立つオブジェ。 工場前の広場には近くの地中から出現した「巨大な卵石」と名付けられた石(約25t)。東日本大震災から復興のシンボルともなった「水葵」や「オーガニックコットン」をモチーフとした造形作品。津波によって更地となった土壌に水葵が小さく芽吹き、自然の再生と循環に勇気づけられこの地に咲く草花、訪れる鳥や風。その喜びの様を込めた絵画。海風を受け、たえずゆらりゆらりと動く金属製の動く彫刻は、いわき四倉工場の製品が広く世界へ送りだされ、新しい発展に繋ぐ象徴的な位置に設置されています。工場前庭や外に4作品。内部では会議室、社員食堂、玄関、工場内などで6作品設置。紙面の都合で全部にはふれられませんが、ここで代表取締役社長 山﨑慎介氏の言葉を紹介します。「芸術は心の栄養のようなものだと思います。長い間を過ごす会社にいる間に、芸術作品に触れることが、仕事に対するモチベーションになればと考えています。そして、家族に自慢できる会社にしたい。」 まさに私たちアーティストが思っている事を明快に話していただきました。美術工芸賞は今年で3回目です。 作家側が主体となって応募されたものです。素朴な面や、未熟面が多々あると思われる中で、今後さらに研鑽を積まれる事を願いながら、「美術工芸賞奨励賞」に決まりました。他の選考委員の方々からはクライアントの方こそ何かを受けるべきでなかろうかと囁きがありました。社長と作家両者に心からの拍手を送りたいと思います。
選考委員 米林雄一
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東新工業(株)いわき工場は、携帯電話・自動車等の電子部品のメッキ加工の工場で、今まさに伸び盛りの会社です。各地に工場が新しく展開し、海外労働者の受け入れや、海外技術支援も行なって、昨今のコロナ禍の中で、世界中が戦々恐々としている時も今の時流に乗った新しい企業イメージの会社でした。
10人の参加アーティスト達は豊かな感性で、「繋ぐ、絆なぐ」に合ったそれぞれの言葉で語りかけます。手と手を取り合い繋ぐ様を表したイメージをさらに発展させ、四倉の地、海そして工場がしっかりと握手を交わし正面ゲート前にドッシリと立つオブジェ。 工場前の広場には近くの地中から出現した「巨大な卵石」と名付けられた石(約25t)。東日本大震災から復興のシンボルともなった「水葵」や「オーガニックコットン」をモチーフとした造形作品。津波によって更地となった土壌に水葵が小さく芽吹き、自然の再生と循環に勇気づけられこの地に咲く草花、訪れる鳥や風。その喜びの様を込めた絵画。海風を受け、たえずゆらりゆらりと動く金属製の動く彫刻は、いわき四倉工場の製品が広く世界へ送りだされ、新しい発展に繋ぐ象徴的な位置に設置されています。工場前庭や外に4作品。内部では会議室、社員食堂、玄関、工場内などで6作品設置。紙面の都合で全部にはふれられませんが、ここで代表取締役社長 山﨑慎介氏の言葉を紹介します。「芸術は心の栄養のようなものだと思います。長い間を過ごす会社にいる間に、芸術作品に触れることが、仕事に対するモチベーションになればと考えています。そして、家族に自慢できる会社にしたい。」 まさに私たちアーティストが思っている事を明快に話していただきました。美術工芸賞は今年で3回目です。 作家側が主体となって応募されたものです。素朴な面や、未熟面が多々あると思われる中で、今後さらに研鑽を積まれる事を願いながら、「美術工芸賞奨励賞」に決まりました。他の選考委員の方々からはクライアントの方こそ何かを受けるべきでなかろうかと囁きがありました。社長と作家両者に心からの拍手を送りたいと思います。